キャリアコンサルタント養成講習の費用は?全22講座の受講料と、給付金で実質いくらになるか

キャリアコンサルタント養成講習の費用は?全22講座の受講料と、給付金で実質いくらになるか

国家資格キャリアコンサルタントの養成講習は受講料19万8,000円〜43万7,800円。厚生労働省の一覧にある全22講座の受講料と、専門実践教育訓練給付金を使ったときの自己負担額、受験料・登録料まで試算しました。

受講料は19.8万〜43.8万円、給付金で最大80%が戻る

※この記事には広告(PR)を含みます。数字は2026年10月28日時点の公的情報です。

国家資格キャリアコンサルタントの養成講習は、受講料が19万8,000円から43万7,800円です(厚生労働省の一覧、22講座)。専門実践教育訓練給付金の対象講座なら受講料の50〜80%が戻り、30万円前後の講座でも自己負担は約6万〜15万円になります。ただし、国家試験の受験料と登録料の合計5万5,800円は別にかかります。

  • 養成講習の受講料(基本料金)は19万8,000円〜43万7,800円。30万円台の講座が最も多い
  • 専門実践教育訓練給付金は、条件に応じて受講料の50%・70%・80%が支給される
  • 給付金を受けるには、受講開始日の2週間前までにハローワークで手続きが必要
  • 受講料とは別に、受験料3万8,800円と登録料1万7,000円がかかる


養成講習の受講料は19万8,000円〜43万7,800円

厚生労働省が公表している養成講習は22講座です。受講料の基本料金で並べると、30万円台が13講座で最も多く、30万円未満が8講座、40万円以上は1講座です。どの講座も、講習時間は合計150時間以上です。

講習実施機関 講座名 受講料(基本料金) 通学 通信
労働調査会 労働調査会キャリアコンサルタント養成講習 198,000円 90時間 71時間
リバース キャリアコンサルタント養成講習(オンライン) 198,000円 109時間 53時間
東京アカデミー キャリアコンサルタント養成講座 250,000円 154.5時間 25時間
東海道シグマ キャリアコンサルタント養成講習 285,300円 96時間 68時間
大原学園 キャリアコンサルタント(通学・通信)養成講習 294,000円 88時間 72時間
キャリアサポーター ICDSキャリアコンサルタント養成講座 297,000円 102時間 68時間
テクノファ キャリアコンサルタント養成講座 297,000円 105時間 67時間
地域連携プラットフォーム キャリアコンサルタント養成講習 297,000円 80時間 70時間
日本カウンセリングカレッジ NCCPキャリアコンサルタント養成講習 308,000円 88時間 65時間
グローバルテクノ キャリアコンサルタント養成講習 308,000円 90時間 68時間
ヒューマンアカデミー キャリアコンサルタント養成講座 322,300円 80時間 78.5時間
日本産業カウンセラー協会 一般社団法人日本産業カウンセラー協会キャリアコンサルタント養成講習 330,000円 84時間 69時間
東京リーガルマインド LEC東京リーガルマインドキャリアコンサルタント養成講座 330,000円 80時間 70時間
キャリアドライブ トータルリレイションキャリアコンサルタント養成講習 330,000円 91.5時間 58.5時間
関西カウンセリングセンター 公益財団法人関西カウンセリングセンターキャリアコンサルタント養成講習 346,500円 88時間 62時間
日本キャリア・マネージメント・カウンセラー協会 CMCAキャリアコンサルタント養成講習 352,000円 110時間 40時間
関西生産性本部 公益財団法人関西生産性本部キャリアコンサルタント養成講座 357,500円 91時間 72時間
リカレント リカレント キャリアコンサルタント養成ライブ通信講座 360,800円 75時間 75時間
パソナ 100年キャリア講座キャリアコンサルタント養成講習 385,000円 76時間 74時間
キャリアカウンセリング協会 GCDF-Japanキャリアカウンセラートレーニングプログラム 396,000円 96時間 54時間
日本マンパワー キャリアコンサルタント養成講座(総合) 396,000円 96時間 90時間
リカレント リカレント キャリアコンサルタント養成講座 437,800円 150時間 0時間

出典:厚生労働省「キャリアコンサルタント養成講習一覧」(令和8年4月〜、2026年5月作成)
基本料金は、会員価格や割引を含まない料金です。説明会の参加特典や学生割引などで、実際の支払額が下がる講座もあるため、申し込む前に各講座の公式サイトで確認してください。
「通学」には、Web会議でリアルタイムに受けるオンライン授業も含まれます。「通信」は、配信動画やテキストで自分のペースで進める形式です。


給付金を使うと実質いくらになるか

専門実践教育訓練給付金は、条件によって受講料の50%・70%・80%の3段階で支給されます。

  1. 50%:講座を受講・修了した段階(年間上限40万円)
  2. 70%:目標の資格を取り、修了の翌日から1年以内に雇用保険の被保険者として雇われた場合。働きながら受講して資格を取った場合も含みます(年間上限56万円)
  3. 80%:70%の条件を満たし、修了後の賃金が受講開始前より5%以上上がった場合(年間上限64万円)。2024年10月1日以降に受講を始めた人が対象です

受講料ごとの自己負担額は次のとおりです。養成講習の受講料はどれも上限額より低いため、割合がそのまま当てはまります。

受講料 給付金なし 50%支給 70%支給 80%支給
198,000円 198,000円 99,000円 59,400円 39,600円
297,000円 297,000円 148,500円 89,100円 59,400円
330,000円 330,000円 165,000円 99,000円 66,000円
396,000円 396,000円 198,000円 118,800円 79,200円
437,800円 437,800円 218,900円 131,340円 87,560円

※受講料の全額が給付の対象経費になる場合の試算です。給付金は後から支給されるため、受講料はいったん全額を支払います。
出典:ハローワークインターネットサービス「教育訓練給付金」


受講料のほかにかかる費用は5万5,800円

養成講習を修了しても、国家試験に合格して名簿に登録するまでに、次の費用がかかります。給付金の対象は講座の実施機関に払う経費なので、これらは自己負担です。

費用 金額
学科試験の受験料 8,900円
実技試験の受験料 29,900円
登録手数料 8,000円
登録免許税 9,000円
合計 55,800円

受験料は2つの試験機関で共通です。登録後は5年ごとに更新が必要で、そのたびに更新講習の受講が求められます。
第32回試験(2026年7月)の合格率は、学科54.8%、実技61.7%、学科と実技を同時に受けた人の両方合格は45.8%でした。不合格の科目を受け直すと、その分の受験料が再度かかります。
出典:厚生労働省「キャリアコンサルタントになりたい方へ」、第32回キャリアコンサルタント試験結果の概要


給付金を受けられる人

次のどちらかに当てはまる人が対象です。

  • 受講開始日に雇用保険に入っていて、加入期間が3年以上ある人
  • 雇用保険の資格を失ってから受講開始日まで1年以内で、加入期間が3年以上ある人

初めて教育訓練給付を受ける人は、加入期間が2年以上あれば対象です。一方、受講開始日の前日から3年以内に教育訓練給付金を受け取っている人は対象外です。
自分が対象かどうかは、ハローワークの「支給要件照会」で確認できます。電話では受け付けていないため、照会票を窓口・郵送・電子申請で出します。


手続きは受講開始の2週間前までに

給付金の手続きで一番多い失敗は、受講を始めてから申請しようとすることです。専門実践教育訓練給付金は、受講前の手続きが必須です。

  1. 訓練前キャリアコンサルティングを受ける:ハローワークの訓練対応キャリアコンサルタントと面談し、ジョブ・カードを交付してもらいます
  2. 受給資格確認の手続きをする:受講開始日の2週間前までに、住所地のハローワークで行います。これを過ぎると給付を受けられません
  3. 受講中に申請する(50%分):受講開始日から6か月ごとの期間の末日から1か月以内(修了した期間は修了日の翌日から1か月以内)に申請します
  4. 資格取得後に申請する(70%分):資格を取った日か就職した日の遅いほうから1か月以内に申請します
  5. 賃金が上がったら申請する(80%分):資格を取った日か就職した日の遅いほうから1年以内に申請します

説明会や申込の時期から逆算すると、講座を決めたらすぐにハローワークへ行くのが安全です。


費用で講座を選ぶときの4つの確認点

  • 給付金の指定:受講料の安い講座が、必ず専門実践教育訓練の指定を受けているとは限りません。厚生労働大臣指定教育訓練講座検索システムで、受講したい講座と開講期が指定されているか確認します
  • 実際の支払額:基本料金から割引があるか、テキスト代や入学金が別にかかるかを説明会で確認します
  • 通学と通信の割合:通学(オンライン含む)の時間が多いほど、決まった日時に参加する必要があります。働きながら受けるなら、時間割と振替の仕組みが重要です
  • 試験対策の費用:講座によっては、試験対策講座が別料金です。不合格時の受け直しも含めて、総額で比べます


迷ったら無料説明会で総額を聞く

受講料の差は最大で約24万円ありますが、給付金の対象かどうかと割引の有無で、実際の負担額は大きく変わります。気になる講座を2〜3つに絞り、無料説明会で「給付金の対象か」「割引後の金額」「試験対策の費用」の3点を聞くと、総額で比べられます。


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ご注意

教育訓練給付金の支給要件や金額は、法改正で変わることがあり、個別の事情によって結論が変わります。受講前に、住所地のハローワークで必ず確認してください。講座の料金や日程は、各講座の公式サイトでご確認ください。