キャリアコンサルタント試験の内容。学科50問と、論述・面接の進み方

キャリアコンサルタント試験の内容。学科50問と、論述・面接の進み方

キャリアコンサルタント試験は、四肢択一50問の学科と、論述50分・面接20分の実技に分かれます。合格基準、ロールプレイと口頭試問の流れ、2つの試験機関で違う面接の評価区分を解説します。

学科は70点、実技は150点満点の90点が合格ライン

※この記事には広告(PR)を含みます。内容は2026年10月28日時点の試験機関の公表内容です。

キャリアコンサルタント試験は、学科試験と実技試験の2つです。学科は四肢択一のマークシートで50問、実技は記述式の「論述」と、ロールプレイと口頭試問の「面接」に分かれます。学科は2つの試験機関で共通ですが、実技は機関ごとに問題と評価の区分が違います。

  • 学科:四肢択一50問、100分、100点満点で70点以上が合格
  • 論述:事例の記録を読んで設問に答える記述式、50分
  • 面接:ロールプレイ15分と口頭試問5分の合計20分
  • 実技は150点満点で90点以上。論述と面接の評価区分ごとに満点の40%以上も必要


試験の全体像

試験 形式 時間 合格基準
学科 四肢択一のマークシート、50問 100分 100点満点(1問2点)で70点以上
実技(論述) 事例の記録を読み、設問に答える記述式 50分 論述と面接の合計150点満点で90点以上。あわせて、論述と面接の各評価区分で満点の40%以上
実技(面接) ロールプレイ15分+口頭試問5分 20分

出典:キャリアコンサルティング協議会「受験概要」、日本キャリア開発協会「第32回受験案内」
学科試験と論述は同じ日に行われ、面接は後日に行われます。


学科試験

学科試験は、キャリアコンサルタントとして必要な知識を確かめる試験です。出題される科目は次の5つです。

  • 職業能力開発促進法その他関係法令に関する科目
  • キャリアコンサルティングの理論に関する科目
  • キャリアコンサルティングの実務に関する科目
  • キャリアコンサルティングの社会的意義に関する科目
  • キャリアコンサルタントの倫理と行動に関する科目

出典:厚生労働省「キャリアコンサルタントになりたい方へ」
第32回試験(2026年7月)では学科の平均点が69.3点で、合格基準の70点を下回りました。合格率の動きは「合格率の記事」で紹介しています。


実技試験(論述)

論述は、キャリアコンサルティングの面談の記録(事例)を読み、設問に文章で答える試験です。試験時間は50分、配点は50点で、満点の40%(20点)以上が必要です。


実技試験(面接)

面接は、受験者がキャリアコンサルタント役になり、相談者役の人と面談を行う試験です。配点は100点です。

  1. ロールプレイ(15分):50分の面談を想定し、その最初の15分を行います
  2. 口頭試問(5分):ロールプレイを振り返り、試験官の質問に答えます

面接の評価の区分は、試験機関によって違います。

試験機関 面接の評価区分
キャリアコンサルティング協議会 態度、展開、自己評価
日本キャリア開発協会 主訴・問題の把握、具体的展開、傾聴

どちらの機関でも、それぞれの区分で満点の40%以上が必要です。合計点が90点以上でも、1つの区分が基準に届かないと不合格になります。


どちらの試験機関で受けるか

受験申請のときに、どちらか一方の機関を選びます。受験料はどちらも同じで、学科8,900円、実技29,900円です。面接の日程も機関ごとに違うため、受けられる日で選ぶ人もいます。日程は「試験日程の記事」にまとめています。
評価区分が違うため、養成講習を選ぶときは、ロールプレイの練習がどちらの試験を想定しているかを説明会で確認しておくと安心です。


あわせて読みたい記事

ご注意

試験の形式や合格基準は変更されることがあります。受験の前に、試験機関の最新の受験案内を必ず確認してください。